いつもお世話になってる木ツツキ工務店さん。
事務所の玄関扉と看板にイラストを描かせてもらいました。

ラフなイメージで描いて欲しいとのことだったので、消せないチョーク（普段はアスファルトに書いたりするやつ）と鳥図鑑を両手にもって、構想も下書きもなく思うままに描かせてもらいました。
たのしかった。

描いてるなかでいくつか発見もありました。

まず、外で絵を描いてると周りの人が声をかけてくれます。
近所の人や通りがかりの人が、上手ねーとか、ここって何屋さん？と聞いてくれたりして、
絵を描くってパフォーマンスとしてキャッチーなんだなと。
誰かが絵を描いてるところ、ってわくわくするものなんだな。

あと、お店のガラス面や黒板に絵を描いたことはあるんですが、
それって例えサイズは大きくても一時的なものなので、数日経てば消してしまう。
今回は建具の意匠としてのイラストだったのでそういう面でも新しい試みでした。

しかも屋外。なんならファサードの一部です。

そこで思ったのが、イラストで建築的にリノベーションってできないのかということ。
例えば塗装だけでリノベするというように、
絵筆やチョーク、マジックみたいなツールでもって
（劇的になにかを変えることはできないけれど）
既存の空間から印象を変えてやることはできないものか。

アートの分野ではなく、あくまで建築デザインという観点でみれば
新しいことができそうな気がしました。

イベントの設営作業なんかをしているときに思うのは
描くことは時間に対するパフォーマンスがいいなということ。

空間的にさみしいところや、サインが必要なところに対して、
チョークがあれば（間に合わせのもではあるけど）なんとかなるかなと思っています。
あくまで私のやりかたでは、の話ですが。

その感覚でもう少し常設的なものをつくるイメージ。
というわけでイラストで建築的にリノベーション。
さてこのアイディアへの挑戦をする日はくるのでしょうか。笑
とりあえずは第一歩。木ツツキ工務店の森本さん、ありがとうございましたー！