いよいよ(仮)きょうとのいえプロジェクトが始まります。
今回は土地探しからのスタート。「どんな敷地に建てるか」「どんな建物を改修するか」って建物のカタチ以上に大切なことだけど、メインフィールドを和歌山に置いている私たちが京都でスムーズに探せるのかちょっと不安でした。ありがたいことに、先輩、その友人、さらに…と沢山の方に間に入っていただき、無事、フィーリングばっちりの不動産の方とお知り合いになることができました。感謝。
そんな訳で昨日はその不動産の方とのはじめての打ち合わせのため、the office一行は京都まで。(といっても大橋くんは仕事のためお留守番。)
京都ってなかなかふらっと行きづらいんですよね。和歌山からだとどうしても遠く感じてしまうので、打ち合わせといえどちょっとうきうき。仕事を通して、他の地域を身近に感じられるって嬉しいことです。
ということで事務所を早めに出発し、京都の気になる場所へ。
D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学。控えめな看板がちょっととぼけた表情で可愛い。枝垂れ桜が美しい、本山佛光寺の境内内にあります。dストアとd食堂は別棟で、どちらももともとあった建物を改修しており、お寺としての印象そのままに新しい要素を組み込んでいます。
境内にはサラリーマンや子供連れ、外国人観光客がけっこういる。d食堂のおもてにあるベンチに腰掛けて、持参したお弁当を食べたり、みんないい時間を過ごしてる。
広いお座敷食堂からのながめ。座椅子よりも高く椅子よりも低いカリモクチェアに腰掛けてのお食事スタイル。深い庇がかっこいいなあと窓の外に目をやると、あらっ女子大学生がいっぱい。D&DEPARTMENT KYOTOは大学とコラボ運営しているとのことで、京都造形芸術大学の学生さんかな?学生時代にこういう経験ができるのは貴重なことですね。
そうそう、食事が終わるころお坊さんがふたつ隣の席に着かれて、「お坊さんとはなしてみよう。なんでも相談にのります」的な張り紙をしておられました。こんなイベントが起こるんですね、びっくりしました。今回は時間がなかったのですが、次回があれば相談してみよう。それまでに相談事を考えておこう。(違)
食堂入って正面に見える厨房です。さあ、伝わりますか、このなんとも言えない愛しい厨房。「食堂」らしさに忠実な厨房とでもいいましょうか、私のこころは鷲掴みにされました。境内のゆったりしたスケール感のなかに、こぢんまりと作られているから?丁度ひと一人でてきぱきと動けるサイズ感だから?床が土間だから?天井が高いから?のれんが奥行き感を演出しているから?
細やかなデザインがしっかりされているけど、一見さらっとしてて何気ないデザインに惹かれます。いつか食堂、設計してみたいな。
あとなぜか写真はありませんがこの食堂の入り口も素晴らしくキュートです。タイトで小さな引き違い戸。思わずスケールを取り出して寸法を測ってしまいました。(建築あるある)
…あれっ、全然仕事してませんね。遊んでばっかりではありませんよ!これも勉強勉強。打ち合わせはこの後です。
えーと、どうしよう、後半へ続く!かな?
みちうえ