週末はハチミツのイベントで、日本橋の家を見学させて頂きました。
(1994年竣工、設計は安藤忠雄氏)
実はまもなく改修工事にはいるそうで、
「現設計を建築を学ぶ人達に体感しておいてほしい」という
オーナーのご厚意により実現した見学会でした。
改修工事は安藤事務所によって行われ、1階はギャラリー、
2階以上は住居だったスペースを一般公開スペースとして改修するそうです。
日本橋の家は間口2.9mで奥行き15mの敷地に立っており、いわゆるうなぎの寝床。
鉄筋コンクリート造4階建ての空間の中に、
安藤建築のエッセンスがぎゅっと凝縮されていました。
思わず測ってしまうような最小限に抑えた寸法と、ダイナミックな空間構成。
そして建物が小さい分、シンプルに考えられた光や風のとり方、収納のとり方。
住宅ならではのスケール感やメリハリのある空間を体験できたのは
本当に貴重な経験でした。
入り口には安藤さんの直筆のメッセージが飾られていました。
「狭いですが全力でつくりましたので、全力で住んで下さい」
日本橋の家の素晴らしさは、建築の造形もさることながら
オーナーの建物への理解だと思いました。
貴重な機会を与えてくださったオーナーさま、
企画してくださった吉永さん、ハチミツのみなさんありがとうございましたー!