いよいよ8月。あと2週間程でほんとうにこの暑さが一段落するのでしょうか。毎日うだるような暑さと湿気ですね。
さて世間は夏休みムードの中、今日から4日間事務所にインターン生がやってきてくれます。
なんと高校3年の受験生!市内の学校で建築を学んでいる男の子です。学校のカリキュラムとは別枠で、自主的に「設計事務所の仕事がみてみたい」ということで来てくれることになりました。
実は彼は、私が以前塾の講師を務めていた頃の生徒さん。当時は中学2年生ながら「建築士になりたい」と言っていて、なんだか印象深い生徒の1人でした。母校の卒制の公聴会でたまたま再会し、建築科に進学したことや建築事務所に興味を持っていることを知り、今回の縁に繋がりました。
ちょっと話は変わりますが先日母校の先生から、設計事務所の人気が落ちているという話を聞きました。
人気の職業は公務員で、設計事務所は大変だし給料が安くて行きたくないと。就職どころかバイトとしても人気がないそうです。
確かにマイナス面は否定はできないし、みんなが設計事務所に就職する必要もない。けれど仮にも建築を勉強している学生が、バイトとしても興味を持たないのは寂しすぎる。建築が生まれる現場に興味を持たないのは、建築そのものに興味がないからではないかと危惧してしまいます。
わくわくしながら事務所に来てくれた彼を見て、わずかな期間ですが、沢山のことを学び、建築への期待感を高めて欲しいと願いました。