現場で簡易に組み立てられる大工さんのテーブルや棚、照明などのツール。
よく見るのは写真のような木材を加工する作業台。金物を使ったり木やベニヤで組んだり、人によって作り方は違い、いろんな種類がある。現場ごとで作っては外し、また次の現場へ。天板は切り傷や墨の後など、なんとも言えない雰囲気。形は商品として流通しているわけではないから少し無骨で、経年変化も相まって何とも言えない味がある。僕たちが図面を引いて作る家具とは違うこの感覚をデザインの要素として抽出することはできないか。矛盾しているようだけど、モノ作りはそこまでシンプルになってもいいのかもしれない。