雑賀崎灯台の脇にひっそりと建っている草屋根の小屋。ここは、約15年前に、地域づくりの活動をされている雑賀崎の方々と和歌山大学の学生とで一緒にセルフビルドで建てた小さな農作業小屋。地元の人に愛されながら地域のコミュニティースペースとしてその役割を果たしてきましたが、灯台周辺の整備に伴い取り壊されることになりました。

そこで、平成最後のハチミツ、第55回目は「さよなら 緑の小屋」と題して、お別れイベントを開催しました。個人的には、雑賀崎は大学で集落研究のときに住宅を実測させてもらったり、それを期に雑賀崎が大好きになり、友人たちと一軒家を借りてシェアハウスして住んでいた時期がありました。今でもふらっと灯台に立ち寄って物思いにふけったり、子供と散歩に行ったりするので、今でも大好きな場所です。

小屋の取り壊しは残念ですが、工事の時にお世話になった懐かしい面々にも会えて、小屋の現在の状況を確認することができました。雨漏りとシロアリの被害はありましたが、強度や屋上緑化は健在でした。BBQでみなと最後に雑賀崎灯台で宴を開催できてよかったです。参加してくださった方々ありがとうございました。

今後は、整備されて灯台にのぼらなくても景色が一望できるようなテラスができるようです。またみんなが立ち寄れる場所になりますように。