日本的な繊細さを持つ伝統工芸品の「いいモノ」に日本の感性である「カワいい」を掛けあわした「カワいいモノ」。中国経済産業局が取り組む商品開発や販路開拓の事業である「カワいいモノ研究会」の展示什器のデザインである。展示の主旨にあったブースデザインと、出展される4事業者を均等に、かつ、接客しやすいプランニング、人を引き込みやすい動線計画を求められた。

4つの大きな島と自由に組み合わせ可能な小さな島による展示方法を提案。各事業者さんごとに商品のサイズ、展示方法は異なり、設営当日に変更も考えられたためフレキシブルに対応する必要があった。メープルの無垢材と留め金具を真鍮の棒とし、素材による統一感を演出した。

また会期終了後もリユースできるように、中棚あり、スケルトン、パネルあり、スタッキングなど展示方法にもバリエーションを持たせた設計となっている。